TortoiseSVNからTortoiseGitへの移行メモ

これまでローカルのソース管理にTortoiseSVNを使っていましたが、TortoiseGitに移行することにしました。
今回はその時の覚え書きです。環境はWindowsです。

Git for Windowsのインストール

まず、Git for Windows(msysgit)をインストールします。

ダウンロード

  1. git for windowsにアクセス
  2. Downloadボタン Git for Windows ダウンロード

インストール

  1. ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールを開始 Git for Windows インストール
  2. Nextボタン Git for Windows インストール
  3. 任意のインストールフォルダを指定してNextボタン Git for Windows インストール
  4. インストールしたいコンポーネントを選択してNextボタン
    よく分からない場合はデフォルトで構いません Git for Windows インストール
  5. スタートメニューを作成するかどうか設定してNextボタン Git for Windows インストール
  6. デフォルトで使用するエディタを設定してNextボタン Git for Windows インストール
  7. Pathを設定する範囲を選択してNextボタン
    通常はGet from command line and also from 3rd-party softwareを選択するようですが、私はUse Get from Git Bash onlyにしています Git for Windows インストール
  8. Use the OpenSSL Libraryを選択してNextボタン Git for Windows インストール
  9. チェックアウト時に改行コードを変換するかどうか
    Checkout as-is, commit as-is(変換しない)を選択してNextボタン Git for Windows インストール
  10. Use MinTTYを選択してNextボタン Git for Windows インストール
  11. その他設定は変更せずにInstallボタン Git for Windows インストール
  12. Finishボタン Git for Windows インストール
[2022.02.04]Git BashのみでSVNリポジトリをGitリポジトリにする記事を追加しました。
SVNのリポジトリをGitリポジトリとして登録する

TortoiseGit のインストール

次にTortoiseGitをインストールします。

ダウンロード

  1. TortoiseGitにアクセス
  2. Downloadボタン TortoiseGit ダウンロード
  3. Downloadページより対象のインストーラーとLanguage Packをダウンロード

インストール

  1. ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールを開始 TortoiseGit インストール
  2. Nextボタン TortoiseGit インストール
  3. Nextボタン TortoiseGit インストール
  4. SSHの設定、ここではそのままでNextボタン TortoiseGit インストール
  5. インストールするコンポーネントとインストール場所を指定してNextボタン
    よく分からない場合はデフォルトで構いません
    私は以下を変更
    • 32-bit TortoiseGit Shell-ExtensionをOFF
    • Crash ReporterをOFF
    TortoiseGit インストール
  6. Installボタン TortoiseGit インストール
  7. Run first start wizardにチェックをしてFinishボタン TortoiseGit インストール
  8. LanguageEnglishにして次へボタン TortoiseGit インストール
  9. 次へボタン TortoiseGit インストール
  10. インストール済みのGit.exeの場所を設定して次へボタン TortoiseGit インストール
  11. NameEmailを入力して次へボタン
    後から設定も可能なので空白にする場合は、Don't store these settings now.にチェックして次へボタン TortoiseGit インストール
  12. ひとまずそのままで完了ボタン TortoiseGit インストール

Language Pack をインストールして TortoiseGit を日本語化する

  1. ダウンロードしたLanguage Packファイルをダブルクリックしてインストールを開始
    表示に従うだけでインストールできます TortoiseGit 日本語化
  2. エクスプローラーから任意の場所を右クリック
  3. TortoiseGit>Settings TortoiseGit 日本語化
  4. General>Language
    日本語を選択してOKボタン TortoiseGit 日本語化

ユーザー設定

コミットするために必要です。

  1. TortoiseGit>設定
  2. Git>設定のでどころ
    グローバルを選択
  3. ユーザー情報で以下を入力します。
    • 名前
    • メール
  4. OKボタン TortoiseGit ユーザー設定

設定のでどころの値について

設定値 内容
システム 全ユーザ共通
グローバル ユーザ
ローカル このリポジトリのみ

リポジトリの作成

中央リポジトリの作成

  1. エクスプローラーでリポジトリとしたいフォルダを開いて右クリック
  2. Git ここにリポジトリを作成
  3. Bare を生成をチェック Git Init

ここで言う中央リポジトリとはSVNのリポジトリのように共有して取得・変更を行うリポジトリと思ってください。

作業リポジトリ(ローカルリポジトリ)の作成

  1. 任意のフォルダで右クリック
  2. Git クローン
    • URL 中央リポジトリのディレクトリ
    • ディレクトリ 作業リポジトリとするディレクトリ
    Git クローン

作業リポジトリの内容を中央リポジトリに登録

ここではサブディレクトリを1つ追加する例です。Gitでは空ディレクトリをそのまま追加できないため、サブディレクトリにファイルを1つ用意しておきます。

作業リポジトリのコミット

  1. 作業リポジトリ配下にディレクトリ(cs-prj)を作成
  2. cs-prj配下にreadme.txtを作成
  3. 作成したディレクトリ(cs-prj)を右クリック
  4. TortoiseGit>追加
  5. readme.txt をチェック>OKボタン
  6. 作業用リポジトリのフォルダを右クリック
  7. Git コミット -> "master" Git コミット
  8. メッセージを入力してコミットボタン Git コミット

作業リポジトリを中央リポジトリへプッシュ

  1. 作業用リポジトリのフォルダを右クリック
  2. TortoiseGit>プッシュ
  3. OKボタン Git プッシュ

SVN のリポジトリを Git に移行する

今回、一番やりたかったことになります。

SVN のリポジトリをクローン

  1. 任意のフォルダで右クリック
  2. Git クローン
  3. svn リポジトリからをチェック
    今回やりたかったローカル利用のSVN リポジトリからの場合は少しコツが必要でした。
    SVNだとfile:///D:/のようなドライブ文字になっていると思います。ここでドライブ文字から":"を削除する必要があります
    上記だとfile:///D/になります。 Git Clone form SVN

SVN のクローンを Git にプッシュ

あらかじめ、中央リポジトリ(Bare)を作成しておきます。

  1. SVNをクローンしたフォルダで右クリック
  2. TortoiseGit>プッシュ
  3. 宛先管理ボタンをクリック
    プッシュ手順1
  4. Git>リモート>URL:にあらかじめ作成しておいた中央リポジトリを指定
  5. OKボタン プッシュ手順2
  6. デフォルトだとリモートにoriginが設定されます
    プッシュ手順3
  7. OKボタン

これでSVNのログもそのままGitに移行できました。

参考

このエントリーをはてなブックマークに追加
にほんブログ村 IT技術ブログへ

スポンサードリンク

関連コンテンツ

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です