リモートリポジトリから不要なブランチを削除する方法
Gitでリモートリポジトリのブランチを削除したいケースとして、誤って作成したブランチを削除する場合や、必要のなくなったブランチを整理する場合などがあります。
本記事では、Gitでリモートリポジトリのブランチを削除する方法について、紹介します。
コマンドライン(CUI)で削除する方法
Windowsの場合はGit Bash上で実行します。
削除方法1
削除方法2
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リポジトリのワークフォルダに移動する
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以下のコマンドを実行する
次の例はリモートリポジトリにあるブランチ
branch-name
を削除する
解説
「何もないものをリモートのhogeにpushする = hogeの存在を何もないものにする = hogeを削除」です。今さら聞けないgit pushコマンド
リモートリポジトリから削除されたリモートブランチの情報をローカルに反映する
削除したリモートブランチの情報がローカルに残っている場合、次の手順で削除できます。
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リモートリポジトリの最新情報を取得する
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リモートブランチの一覧を表示し、削除が反映されていることを確認する
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ローカルに存在するがトラッキングされていないブランチを削除する
TortoiseGitでリモートのブランチを削除する方法
- フォルダを右クリック
- TortoiseGit>ログを表示(L)
- 削除したいブランチ(origin/my-branch)を右クリック
- 削除(D) refs/remotes/origin/my-branch
- Delete branch on remote & local remote-tracking branch
これでリモートのブランチが削除されます。
TortoiseGitで残ったローカルのブランチを削除する
TortoiseGitでリモートのブランチを削除後、ローカルにブランチが残っている場合の削除方法です。
- 削除しないブランチに切り替える
- フォルダを右クリック
- TortoiseGit>ログを表示(L)
- 削除したいブランチ(my-branch)を右クリック
- 削除(D) refs/heads/my-branch
- 削除
終了後、ログ画面は変わってませんが、更新ボタンを押すとローカルのブランチが消えていることが確認できます。