符号化方式について簡単にまとめてみました
試験などで出る符号化の方式について、ザックリとまとめてみました。
ハフマン符号
出現頻度に合わせてビット列を割り当てる方式です。良く出現するデータには短いビット列を、あまり出現しないデータには長いビット列を割り当て、データ量を圧縮します。
記号 | 出現頻度 | 符号(ビット列) |
---|---|---|
A | 4 | 0 |
B | 2 | 10 |
C | 1 | 110 |
D | 1 | 111 |
ランレングス法
連長圧縮ともいいます。連続したデータをデータとその長さで表現することでデータ量を圧縮します。
データ | 符号 |
---|---|
AAAABBCCCCCD | A4B2C5D1 |
パリティチェック
データに冗長ビットを付加して、1ビットの誤りを訂正できるようにします。送信する1の数が奇数なら1、偶数なら0を付加します。
データ(ビット列) | 符号(ビット列) |
---|---|
110 | 1100 |
101 | 1010 |
111 | 1111 |
長方形符号
パリティチェックの行方向を含めたものになります。
反復符号
多数決法ともいいます。ビットを反復することで伝送路上の誤りのない通信を実現する(n,1)符号化手法です。
受信側は異なった値が含まれていた場合に、多く出現した値を採用して訂正します。
110 => (3,1) => 111111000
110111001 => 111111000 => 110
110は多数決で1、001は多数決で0となります。